社会保険労務士会の専門部会・特定社労士専門部会の研修に参加してきました。
長時間労働による業務上災害としての精神疾患に関する問題や、未払残業請求に関する問題等、いろいろと勉強させていただきました。
特にメンタルヘルスに関する取り扱いは、労働者側、使用者側双方の立場から考えることが必要となるので非常に悩ましいです。
使用者側からみた場合、上司は部下に対し「叱る」と「怒る」の違いをきちんと意識して接しないと受け手側はパワハラと感じてしまうこともあるでしょう。
叱り方にも気を配らないと労使紛争に対するリスク管理は出来ていないと考えなければなりません。
また、労働者側からみた場合、日々の労働環境の中で何か身体に変調があった場合はまずはセルフケアを行い、重症化する前に社内機関や外部の相談機関に相談することが重要だと思います。
平成21年に特定社会保険労務士の付記の受けてから5年余り。
実務で労使トラブルの相談に応じることはありましたが、しっかりと外部研修に参加する機会があまりなかったので大変参考になりました。
最も重要なことは、トラブルを未然に防ぐこと!
そのためにまず始めに手をつけなければならないのは、「採用」から「入社」にかけての労働条件確認と書面による通知(雇用契約書)
また「入社後3ヶ月」にかけての採用後のケアが重要なのではないでしょうか。